日々の医療・看護・介護ケアの様々な場面、認知症の人の意思決定支援が繰り返し行われている中で、果たしてどれだけの意思決定支援が正しく行われたのでしょうか。高齢化が進む今、認知症高齢者の意思決定支援は、医療・看護・介護の現場でますます重要なテーマとなっています。しかし、認知症高齢者のお看取りの現場では、「本人の意思をどう引き出し、どうくみ取るか」というジレンマに直面することが少なくありません。本セミナーでは、18年間、認知症専門の老人保健施設に勤務し、500例以上の看取り支援を実践してきた講師が、現場で培った知見をもとにお話しします。時間の経過とともに意思表明が難しくなる中で、早期からどのように支援を行うか。「意思を引き出し丁寧にくみ取る作業」はどのように行うことが良いのか。病院、在宅、施設といった垣根を超えて、ACP(アドバンス・ケア・プランニング)をチームで実践するにはどうすればいいか――現場で明日から実践できるヒントが得られる内容です。ケアに関わるすべての方におすすめします。ぜひ一緒に考えてみませんか?《登壇者プロフィール》宮本 芳恵 氏一般社団法人アルデバラン 代表理事 看護学校を卒業後、15年間は臨床現場にて循環器・消化器内科・整形外科・泌尿器科・脳神経外科など多数の診療科目を経験しました。その後、フィールドを高齢者施設に移し、その経験は約30年に及びます。施設の立ち上げ・運営・現場管理・現場教育を行っています。高齢者ケアの在り方・看取りケア・認知症ケアのスペシャリストとして、看護大学や市民講座での講義を多数行っています。「認知症領域におけるACP」については共著3冊が出版されており、一般市民へのACP普及にも努めています。2016年からは積極的に海外へ出向き、医療・介護視察を行っています。2022年8月には、一般社団法人アルデバランを設立し、「世界の先進的な治療方法や健康方法を日本に繋げ、人々の心豊かで健康な未来への懸け橋になる」という理念を掲げ活動しています。2025年1月より発達障害に特化した訪問看護ステーションを立ち上げました。一般社団法人アルデバラン HPおすすめの人・病院勤務の看護師急性期から慢性期、特に認知症ケアを行う看護師・訪問看護師在宅ケアにて患者家族との関わりを深めている看護師・老健施設勤務の看護師高齢者ケア、認知症ケアに関心のある看護師・地域包括支援センターの看護師地域支援のため、様々なサービスとの連携を行っている看護師・看護教員認知症やACP教育を行う看護師